鈴鹿市役所近くの花屋 Adii ezuさん店内では、素敵なお花に囲まれて美味しいコーヒーやおやつがいただけます。
そのカフェを運営されながら、お弁当販売もスタートされたcongés payés(コンジェペイエ)のめぐさんにお話を伺いました。
こんなお弁当屋さんがあったらいいな、と思っていました
──カフェやお弁当販売を始められた経緯を教えて下さい。
都会には、ちょっとおしゃれなデリとか、お弁当屋さんがたくさんありますよね。
名古屋からお友達が遊びに来ると、おしゃれなお店で素敵なお弁当を買ってきてくれたりするんですけど、何でそういうお店がこの辺にはないんだろう、需要はあるはずなのに、ってずっと思っていました。
特に子供がいると、お弁当を持ってお友達と出かける機会が増えるんですよね。
せっかくお友達と出かけるのにスーパーのお弁当、、っていうのも味気ないし。
── スーパーのお弁当を持って出かけるのと、おしゃれなお弁当を持って出かけるのと、テンションが大分違ってきますよね、、
そうですよね、自分で作るのもいいんですけど、忙しいとそれもなかなか難しいですよね。
それに、スーパーやよくあるお弁当屋さんのお弁当って、中身が意外とアンバランスだったりもします。
野菜があまり入っていなかったり、国産っていう表記がないものは材料が国外でどこのものかわからないし。
なので、できるだけ国産のものを使っている、安心して食べられるお弁当屋さんがあればいいなと思っていました。
あればいいなと思うだけで何年も過ぎてしまってたんですけどね。
それを実際、行動に移せたのはAdii ezu の七美さんのおかげです。
七美さんに、できるよ!って言っていただいて、実際に七美さんはお一人でお店をされているし、できるかも!、と思って動き始めました。
── 実際お一人でされてるので説得力がありますね。
はい、商工会の方を紹介していただいてたり、色々教えていただいたんです。
最初からAdii ezuさん店内ということが決まっていたわけではなくて、自分で店舗を探していていました。
小さい子供もいるので家の近くで、公園の前がいいなと思って探していたところ、ひとつ見つかって、外装の見積りもしていました。
でも地主さん側で問題があってそこではできなくなってしまって、気を取り直して別の場所も見つけたんですけど、そこも地主問題があってダメで、一気に落ち込んでしまったんです。
── 立て続けにそんなことってあるんですね、、
そうなんですよ。それで、どうしようって思っていたんですが、ちょうどAdii ezuで七美さんが、お一人でお花とカフェを両方されるのが難しくなっていたときで、今後お弁当販売をする際の宣伝にもなるし、今までもカフェで働いてはいたんですけど、一人でやったことはなかったのでその経験にもなるし、ということで、Adii ezu店内でさせていただくことになりました。
「コンジェペイエ」=「有給休暇」
── 最初スタートされたときは、おやつ販売やカフェだけでしたが、もともとお弁当を販売されるのが目的だったんですね!
お弁当を販売される前は「maison MEG」という名前でされてましたよね。
お弁当屋さんをするなら、こういうコンセプトで、こういう名前でやろうって、前から「コンジェペイエ」は決めていたんです。
最初はまだお弁当ではなくて、Adii ezuさんの延長上でカフェをやっていたので、「maison MEG」も、七美さんにつけていただきました。
でも次にも繋がるし、ここでお弁当の販売もやっていいんじゃないかって言ってくださって、「コンジェペイエ」に変えました。
── 「コンジェペイエ」はフランス語ですか?
そうです、フランス語で「有給休暇」っていう意味なんです。
主婦や、料理が好きな人でも、今日は休みたいなっていう時はありますよね。
それで、「たまの休み」という意味合いで、この名前にしました。
女性のお客様が多いですが、男性にも食べていただきたいと思っています。
男性の普段の食生活って、食べるものも栄養も偏っていそうですよね。
我が家には19、22歳の子供もいるので、それぐらいの男性にもちゃんとご飯を食べてほしいなと思って。
そういう母の思いもありますね。
「食べたいもの」を作っています
── スパイスやハーブを使用されてるものが多い気がしますが、お弁当のメニューやおやつのラインナップで意識されてることはありますか?
特に和食、洋食とか何料理、っていうのは決めていなくて、私が食べたいものを作っています。
スパイスやハーブはよく使用してますが、そういうものが好きだからですね。
あとは、ありきたりなものばかりじゃなくて、蓋を開けて、気持ちが上がる、楽しいものを心がけています。
添加物を減らせるように、極力ドレッシングなども自分で作っています。
── 体にいいものを意識されたのは、やはりお子さんができてからですか?
子供ができてからもそうですけど、もっと前から気にはしていましたね。
11年ぐらい飲食店で働いていたんですけど、長くいると、これってこんなものがいっぱい入ってるんだ、っていうものが色々見えてきちゃって。
なのでスーパーで売っているお弁当などを見ても、これは何を使ってるんだろう、、って気になっていましたね。
あと、旬の素材はなるべく取り入れたいと思っています。
やっぱりそれが一番美味しいので。
あれこれ手を加えすぎずに、素材の味を活かしたいですね。
例えば今日お弁当に入れているマッシュルームも、シンプルにペッパーで炒めているんですけど、それが美味しくて好きなんですよね。
── 美味しそうですね、、!
ケータリングにも挑戦したいと思っています
── これからチャレンジされたいことなどがあれば教えて下さい。
今はお弁当販売と、おやつ、ドリンクをメインにやっているんですけど、お店だけではなくて、今度レセプションパーティーでご飯をだしてほしいと言っていただいてるんです。
── 素敵ですね!
はい、そういうことをこれからやってみたいですね。個人の方だけでなく、企業の方にも利用していただきたいと思っています。
── ケータリングのようなかたちになりますか?
そうですね、ケータリングです。
それで、ご注文に合わせたお弁当やご飯をつくってみたいですね。
今は自分の食べたいものを作っていますけど、会社さんや年代でメニューや盛り付けも変わってくると思うので、求められるものに答える、ということもやってみたいと思っています。
── 本日はありがとうございました!