漁村でみつけたカルチャーの宝庫、トンガ坂文庫

尾鷲市市街地から国道311号線を下った先にある九鬼の漁村。透き通った海が見える漁港に面した住宅地の中にある書店、トンガ坂文庫(とんがざかぶんこ)さんに行ってきました!

漁港を右手に進んでいくと見える、看板が目印です。

トンガ坂文庫 看板

立地的にお車で行かれる方が多いと思いますが、「駐車場はお問い合わせください」とInstagramに書かれていたのでお電話でお聞きしました。(近くまで行かれてからお電話するのが、わかりやすくてオススメです!)

駐車したら先ほどの看板から路地に入っていきます。
こっちでいいのかな、、??と心配になってきたところで、さらに看板がありました!

トンガ坂文庫 看板
トンガ坂文庫 外観

この階段を登っていったところに、、ありました!

トンガ坂文庫 外観

入ってすぐは土間になっていて、靴を脱ぎスリッパで店内へ。
早速土間から、気になる本がたくさん並んでいます。ZINE(個人出版の小冊子)もいくつかありました。

トンガ坂文庫 店内
トンガ坂文庫 店内

トンガ坂文庫さんでは、新刊本も古本も取り扱われていました。
こちらは新刊本のコーナー。文庫本から絵本まで、店主さんこだわりによって選ばれた本たちが並んでいて、興味をそそられます。

トンガ坂文庫 店内
トンガ坂文庫 店内

民家を改装された店内は、木造の書棚で壁が埋め尽くされています。ですが、ぎゅうぎゅうに押し並べられているという感じはせず、わかりやすく陳列されていて、本が探しやすくとても居心地の良い空間でした。

トンガ坂文庫 店内
トンガ坂文庫 店内

三重県に関する本も多く置かれていて、熊野古道のグッズなども販売されていました。

トンガ坂文庫 店内

「三重県まちの古本屋さん協会」のパンフレットもいただきました。
三重県内には以前はあまり古本屋さんはなかったそうですが、ここ数年で増えてきたそうです。「三重県まちの古本屋さん協会」は、そんな三重県内の古本屋さんたちが作られた協会で、イベントを開催されたりもしているそうです。Tシャツやトートバッグなどのグッズも販売されていました!

ホンツヅキ三重 MAP
ホンツヅキ三重 MAP

トンガ坂文庫さんをはじめ、
【伊勢市】古本屋 ぽらんさん
【四日市市】REMOTE Booksさん
【津市】日々詩書肆室さん
【いなべ市】granne 308 books&galleryさん
【伊賀市】古本 三歩書店さん
【大紀町】CAFEめがね書房さん
【名張市】古書からすうりさん
こちらの本屋さんがメンバーだそうです。各地を訪れた際は、ぜひ足を運んでみたいです!

地元に根付いているお店、という印象を強く受けたので、店主さんが三重県生まれ三重県育ちの方なのかな?と思いきや、お話をお伺いしたところ、もともと三重県にゆかりはなく、東京で働かれている際に、プライベートで参加したプログラムで尾鷲市について知ったことがきっかけで、こちらに引っ越されたそう。

私は今回初めて尾鷲の漁村の方まで来ましたが、短い滞在時間でも、ここに住んでみたい!と思わせてくれるような魅力を感じられた気がします。

とにかく景色が綺麗!透き通った海と、青々とした山が隣り合っています。

尾鷲市の漁村

そして、こちらの地域はとても人が温かいな〜と感じました。
私がお店にお邪魔していた時、ご近所の方が元気よく、こんにちはー!と入って来られました。私のようにおそらく初めて来られたお客様をご近所の方が道案内してくださっていたようです。これがこのお店の日常風景なのかな、とほっこりしました。
私自身も帰り道、この道はまっすぐでよかったんだっけ、、?と不安になっていたときに、道端にいらっしゃったご近所のかたに、お暑いですねえ、とニコニコお声がけいただいて、安心して道をお聞きすることができました。

今回私が購入したのはこちら。リソグラフで印刷された新多 正典さんというカメラマンさんの写真のZINE「GRAIN」です。

リソグラフは1色ずつ色を重ねていく印刷方法ですが、こんな多彩な写真の色合いの表現もできるんだ!と感心して購入してしまいました。新聞みたいな紙面がかっこいい!

私は三重県北部に住んでいるので、伊勢より南の方まで足を運ぶことは少ないのですが、南北縦に広く長い三重県は、場所によって様々な顔を見せてくれる気がします。今日もまた、三重県の新しい一面をみつけることができました!またゆっくり尾鷲を歩いてみたいと思います。

トンガ坂文庫 外観

トンガ坂文庫

Reporter

カナエ

the day運営。Web・グラフィックデザイナー兼コーダー。
2016年に千葉県から鈴鹿市にUターンして、祖父がのこした古民家をリノベーションして暮らしています。

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