みんながくつろげるカフェ MAGO7

※MAGO7さんは2024年3月28日に閉店されました。以後の情報はMAGO7さんのInstagramでご確認ください。

7月の初め、三重県の桑名市へ、ゆっくりできるカフェを探しに向かいました。
桑名駅はJR、近鉄、その他合わせて4社の乗り入れる便利な駅で、JRの利用でいえば四日市駅より便利で使いやすい印象です。
駅から東へ小学校や立派なお寺のある道を通って、抜けた先に商店街があります。
その中に、今回お目当てのお店があります。

MAGO7への順路、寺町通り

お店に入る前、最初に驚いたのは、昔ながらな商店街『くわな寺通り商店街』です。
令和に入る2つ前、昭和の時代。ネットもコンビニもスーパーもデパートもあまりない時代、地方都市の顔と言える場所が商店街だったと想像しますが、そのままの姿を見せている印象を受けました。

本日のお目当てのお店『カフェ&雑貨 MAGO7』は、そんな商店街の中にあります。
ゆっくり出来るカフェあるあるなのですが、チェーン店のような忙しなさではなく、そのお店ならではの落ち着きが感じられる外観です。

MAGO7の外観

店内に入るとお客さんのおばさま方が、楽しそうに談笑しくつろいでいました。

私が空いている席に座りメニューを開いていると、おばさま方は「そろそろ、帰りましょうか」「あら、長居しちゃったわね」と席を立って会計に向かいました。
私が店に入ったことで気を使わせちゃったかなと申し訳なく思いつつも、ここはくつろげるお店なんだと心の中でちょっと期待してしまいます。

ちなみに、このお店は「彼氏の〜」や「彼女の〜」などドリンクに面白い名前のメニューがあり、ついくすりと笑ってしました。
少し歩いて小腹も空いていたので、「ハム&たまご サンドイッチ」(530円)と「彼女のパリ」(550円)を注文しました。

MAGO7のメニュー
MAGO7のメニュー

注文を済ませて落ち着いて店内を見渡すと、店内はシンプルにおしゃれなのですが、どこか家庭的で親しみやすさも感じました。

MAGO7の店内の様子
MAGO7の店内の様子

店員さんがいるところ、会計の場所を見ると、まるで母親が台所にいるような、優しい雰囲気を感じます。

店内を見渡していると、彼女のパリとハムたまごサンドを持ってきていただけました。

MAGO7の彼女のパリとハムたまごサンド
MAGO7のハムたまごサンド

ひんやり冷えたグラスを手に取り、彼女のパリを口に持っていくと、一口で一気に喉が潤います。
彼女のパリは、緑茶に爽やかなローズとラーズベリーの風味が合わさったもので、暑い季節にはぴったりです。

口がスッキリした後は、ハムたまごサンドを手に取ります。
恥ずかしながら、今までサンドイッチをしっかり味わって口にしたことはなかったのですが、パンはもっちり、卵は濃厚さの中にほのかな甘味、時折ハムの歯応えとわずかな塩気。
味の緩急、食感で楽しませてくれる食べ物だと知り、面白く感じました。

食事をいただいた後は、彼女のパリを少しずつ口にしつつ、くつろぎます。

その間中も、次々とお客さんはやってきます。
涼みにきた陽気なおじさん、今年90になるとお話ししていたおばあちゃん。しっかりスーツを着こなしているかっこいいサラリーマン。
色んな性格のお客さんが来店するお店には、自分も居ていいんだという安心感を持ちます。

店員さんは、陽気なおじさんには一緒に楽しくおしゃべりをし、足元のおぼつかないおばあちゃんには、会計を済ませて帰る時、店先までサポートしている姿が印象に残りました。
お客さんは、みなさん会計を済ませて帰る時には、「ごちそうさま!」「クッキーおいしかったよ」など声をかけていました。
また店員さんも「外は暑いので、こまめに休んでくださいね」など声をかけていて、その空間にいるだけで、なんだか和んでしまいます。

私も帰る時は声をかけていただいて、どこか嬉しい気持ちを持って帰れました。
色んな人が、それぞれ落ち着ける居場所になれるカフェ。素敵ですよね。

みなさんもぜひ、『カフェ&雑貨 MAGO7」へ足を運んでみてください。

ライター:東嶋

MAGO7の外観

カフェ&雑貨 MAGO7(マゴヒチ)

  • 〒511-0074 三重県桑名市南寺町44
    Google map
  • 営業時間:9:00〜17:00 月・火曜日定休(祝日・三八市開催日は営業)

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