JR四日市駅近く、スタジオ侶居で個展が行われます。
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。
2023年4月8日（土）～23日（日）
Open 12:00 〜 18:00 （火・水定休）
吉田佳代子にとって作品を創るということは「つむぐ」ことであり、つむぐことは重ねていくことだと言います。三原色の線や面が重なり現れてくるモノトーンの世界は、まるで物憂い世相を表現しているかのようです。一方で、鮮やかな色が溶け合う作品は、その混迷から解き放たれた世界感をイメージしているのではないでしょうか。今回の展示はリトグラフだけでなく、水性木版に油性エッチングを重ねた作品や、コラージュを施したモノタイプなど作家の力量を感じる作品が揃いました。この機会にぜひご覧ください。
異質のものをつむぎあわせて、混沌の中に調和を探しているのは、今の時世のためかもしれません。線をつむぐ、形をつむぐ、空間をつむぐような感覚が、私にとって版画の版づくりの魅力のひとつでもあります。
これからも版と関わりながら、とらわれすぎることなく、時をつむいでいきたいと思います。吉田佳代子
略歴
吉田佳代子 Kayoko Yoshida
愛知県生まれ 1999 年武蔵野美術学園修了
2009 個展（OギャラリーUP・S/東京）、CWAJ版画展
2010 個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）グループ展
2011 CWAJ版画展
2012 個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）
2013 個展（Oギャラリー/東京）
2014 南島原市セミナリヨ現代版画展、個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）
2015 個展（OギャラリーUP・S/東京）
2016 個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）、個展（OギャラリーUP・S/東京）
全国和紙画展 佳作
2017 全国和紙画展（2018・2019・2020年）、グループ展
2018 個展（OギャラリーUP・S/東京）、個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）
山本鼎版画大賞展、南島原市セミナリヨ現代版画展
2019 個展（OギャラリーUP・S/東京）
2020 個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）、個展（侶居/四日市）
2022 個展（ギャラリーA・C・S/名古屋）
2022 H.L.D. Art Collection「 Timeless」（ H.L.D./福岡）グループ展
